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  • 執筆者の写真Tomoo Onoda

2017年12月4日 バー浜セルフ バー浜のカメ!


高知県幡多郡大月町龍ケ迫バー浜。いつもここでセルフダイビングをしています。

バー浜は、山本さん家のお庭を通っていく海浜です。かつては山本のおばあさんが、このお家でひとり暮らしをしていて、軒下と庭水道やトイレをダイバー達に提供してくれたそうです。それは海から上がってきたダイバーにとって、なんと有難いことか。。。そこでダイバーたちが、山本のおばあさんに敬意を表して、その浜をバー浜と呼ぶようになったとのことです。(山本さんの話と地図は『ジョニーのセルフダイビングをしよう』からいただきました)

ところで、バー浜の西の海に島があります。なぜか地図に載っていないのですが、

google地図でみてみると、島が見えますよね。

この地図に載っていない島に行ってみようということになりました。バー浜から、ざっと1km以上はあるところなので、仲間内では、そこに行ったという話は聞いたことがありません。一番乗りです。うっしっし。

ダイビングで背中にしょっているタンクの空気には限りがあります。空気は大事に吸わなければなりません。あ、そうそう、ついでに説明すると、タンクのなかは酸素ではなく、空気なのですよ。100%の酸素は陸上で吸入する分にはいいのですが、潜水をして水圧をかけると酸素中毒で気を失ってしまいます。きゃあ、あぶない。

話をもどします。タンク内の空気を減らさないようにするためには、水面を泳いで移動するのが一番です。しかし、今の季節は気温が低く、さすがの高知の西の端でも8℃くらいしかありません。水温は20℃くらいありますから水面移動よりも水中を泳いで進んだほうが温かいのです。深いところを進むと水圧で圧縮した空気を吸ってしまうので、空気がすぐになくなってしまいます。そこで、水深5mくらいの浅いところを泳いで行きました。

途中、ハタの仲間のクリンーニングをのぞいたり、

ハナキンチャクフグの正面顔を撮ったり、とのんびりと進みます。

トラウツボは格好のよいウツボですが、口の中まで格好よいのですね。

そうこうしているとゴツゴツした岩が目立ってきました。ダイバーに人気のホムラハゼやフリソデエビが潜みそうな岩の隙間がいっぱいあります。

あたりは釣り人に人気のグレがいっぱい群れています。

明らかにバー浜正面とは違う雰囲気です。水面にでてみると目的の『名もない島』が目の前にみえました。

とうとう着いたぞ!

しかし、空気の残りがさびしくなってきていたので、一本目は前回みつかったこカミソリウオなどをながめつつ、引き返しました。残念。。 これで済ませるものか! バー浜にもどって休憩し、二本目に挑戦!

二本目は、移動深度を3mくらいにして、ちょっとずつ呼吸をして島の手前まで移動しました。予定通り、タンクの残圧はじゅうぶん。 海底をコンパスをみながら真北へ進みます。いちばん深いところで水深は15m、安全です。さらに北に進むと、急激に水深が浅くなったきたので、島についたとわかりました。よし、とうとう着いたぞ。

感激するのもつかの間、夕方が近づいてきました。 すぐに帰らなきゃ。 海底を南に向かってすすんでいると、あっ!!

すぐそこにウミガメが休んでいました。バー浜でのファーストコンタクト!! 慌ててカメラを用意しているとカメはさっと逃げてしまいました。

なんとか撮れた写真がこれ。

逃げていくカメ。

カメは島のほうに向かって泳いで行きました。おそらく、この周辺に居ついているのでしょう。来週もみにこよう。

余韻にひたっていると海上はすでに夕暮れを迎えています。

やばいやばい、早く帰ろう。 来週はジョニーさん(バー浜の神)主催のバー浜ファミリー忘年会です。


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